コロナ禍の旅行支援事業で熱海市の宿泊施設運営会社が390万円余り不正受給…県の返還求めに会社応じず(静岡)
コロナ禍で実施された旅行支援事業で、静岡・熱海市の宿泊施設「エスペランサリゾート熱海」の運営会社が390万円余りを不正受給していたことが分かりました。
不正受給したのは熱海市で宿泊施設を運営する東京・板橋区の「栄進リゾート&ダイニング」です。
県によりますと、この会社は、2022年11月から2023年3月にかけ「今こそ しずおか元気旅」の支援金約7500万円を県に請求しましたが、同一人物が、同じ日に複数の部屋に宿泊するなど申請内容に不審な点があったため、県が調査し、不正が発覚しました。
申請があったうち、地域クーポンの代金、390万円余りは既に支払われていて、県は返還を求めていますが、会社側は応じていません。県は今後、警察と相談しながら対応を検討する方針です。