「どこから乗ったのかわからない」80代男性の車が高速道路を逆走 悲惨な事故の恐れも 北海道
高齢男性が運転する軽乗用車が札樽道で逆走し、目撃が相次ぎました。
15日に栃木県では逆走車と乗用車が正面衝突し、2人が死亡する事故もあり、警察などが注意を呼び掛けています。
高速道路の真ん中でほかの車とは逆向きに停車する軽乗用車。
逆走車です。
(撮影者)「警察のパトカーの音がしたので見に行ったら、逆走車と並んで止まっていたっていう感じです。ちょっとびっくりはしましたね。きのうのきょうでニュースになっていたのを見ていたので」
午後3時ごろ、札樽道の銭函IC付近で「銭函IC付近から札幌方向に逆走している」と110番通報がありました。
午後3時15分ごろ、札幌北IC付近で警察官が軽乗用車に接触。
運転席から降りてきたのは80代の男性で、事故を起こした形跡やけがはないということです。
高速道路の逆走は悲惨な事故につながる可能性もあります。
15日には栃木県の東北自動車道で、逆走していた軽乗用車と乗用車が正面衝突しました。
別の車のドライブレコーダーには逆走する軽乗用車が映っていて、このあと事故を起こしたとみられています。
事故で双方の運転手が死亡し、乗用車に乗っていた9歳の男の子と7歳の女の子が頭にけがをして搬送。
2人とも意識はありますが重傷だということです。
NEXCO東日本では、アニメ動画で逆走について注意喚起をしています。
こんな例もー
(動画)「出口過ぎちゃった。まずい、戻らないと」
サービスエリアやパーキングエリアの出口ではー
(動画)「出発!まだ眠そうね…危ない」
もし目的の出口をうっかり走りすぎても、本線上でUターンやバックは厳禁。
休憩後は気のゆるみから出口と入口を間違えるケースもあり、進入禁止の看板の確認が大切です。
逆走をした男性運転手は「どこから乗ったのかわからない」と話していて、警察が逆走に至った経緯を詳しく調べています。