小林製薬の「紅麹」を巡る健康被害の問題で２０２４年３月２８日、新たに札幌市内の社会福祉法人が製造したクッキーなどに紅麹原料が含まれていたとして、自主回収を発表しました。

自主回収の対象となっているのは、札幌市手稲区の社会福祉法人・さくら協働福祉会が製造した「ていぬくんクッキー」「えなまるちゃんクッキー」「クッキーアソート」「紅こうじラスク」など７つの商品です。

札幌市保健所によりますと、対象の商品はさくら協働福祉会が運営する手稲区の施設「ていね・さくら館」のほか、中央区大通西３丁目の「元気ショップ」で販売されていたということです。

自主回収は商品を取り扱っていた「ていね・さくら館」と「元気ショップ」の店頭で行っています。

「紅麹」問題をめぐっては、道内ではいまのところ健康被害は確認されていませんが、鈴木知事は２８日の定例会見でー

（鈴木直道知事）「道内の保健所にも健康相談・事業者に係る相談などが２７日時点で２８件寄せられている。体調が悪いという方は、かかりつけ医など医療機関にお願いしたいと思っています」

道内でも影響が続く「紅麹」を巡る問題。

終息にはまだ時間がかかりそうです。