「OSO18」「アーバンベア」新語・流行語のトップテン 小樽の藤井八冠フィーバーも
ことしの世相を表す「新語」「流行語」の大賞候補。
北海道に関連する言葉としてはOSO18・アーバンベアもあります。
この中から1日に年間大賞が発表され、道内でも盛り上がりをみせました。
店内にはタイガースグッズがずらりとならび、社長が熱心な阪神ファンという旭川のデパートでは喜びの声が広がりました。
その理由はというとー
“アレ(A.R.E.)”
ことしを象徴する新語・流行語。
その大賞に、プロ野球阪神タイガースのことしのチームスローガンとなった「A.R.E.」が選ばれたのです。
「アレ」とは何のことかというとー
ことし、1985年以来38年ぶりに日本一となった阪神ですが、選手たちが優勝を意識しすぎないようにと、岡田彰布監督が「優勝」を「アレ」と言い換えて使い始めた言葉です。
結果、阪神がリーグを独走し「アレ」が現実となりました。
(岡田彰布監督)「関西を盛り上げた。スポーツ界も盛り上がった。少しでも貢献できてよかった」
旭川のデパートでは「アレ」が流行語年間大賞になったことで、2日から商品を購入した人全員に、岡田監督が試合中に食べていたパインアメを配るそうです。
(社長)「予定通りでした。あれしかないかなと思っていたので非常に嬉しいです」
新語・流行語のトップテンには、北海道に関連する言葉も選ばれました。
「OSO18/アーバンベア」です。
道東で放牧中の牛を次々と襲った「OSO18」。
ことし8月に駆除されるまでの4年間で66頭の牛が被害に遭いました。
ともに選ばれたのが「アーバンベア」。
登壇したのは「アーバンベア」という本の著者で、ヒグマの研究で知られる酪農学園大学・佐藤喜和教授です。
(酪農学園大学 佐藤喜和教授)「こういう言葉が少しでも流行しないように、研究者としてできる限りのことをしたいと思っています。“単なるクマ問題”と問題を矮小化せず、適切な予算と専門人材をお願いしたい」
ヒグマ関連の言葉が流行語を受賞したことに関してマチの人はー
(マチの人)「今年はクマのニュースをよく目にした」
(マチの人)「怖いよね、自分の家のそばに来られたら」
そして北海道をことし沸かせたこんな言葉も…
「観る将」です。
将棋をみるという意味合いの言葉で、藤井聡太八冠の勝利の瞬間を見ようとパブリックビューイングには多くの人が集まりました。
藤井フィーバーは対局中に食べるおやつにも。
先月、小樽市で行われた竜王戦で藤井八冠が選んだのは、赤井川村にある永沼農園の「完熟カボチャのごちそうプリン」にー
倶知安町にあるお菓子のふじいの「塩バター大福です」。
店名の「藤井」に縁を感じて選んだという大福。
竜王戦が終わってから3日間で3カ月分の注文が殺到する人気ぶりとなりました。
ことし1年を象徴する「新語流行語大賞」。
みなさんにとってことしを表すのはどんな言葉でしょうか。