連休終えてごみ放置…今年も札幌・豊平川河川敷この惨状 住民怒「もう最低」年間税金3000万
大型連休が明けると例年、札幌の豊平川で問題になるのがバーベキューによるごみの放置です。
ことしはどれだけのごみが放置されていたのか現状を取材しました。
(山﨑記者)「幌平橋のたもとに来ています。ことしも網や炭、あちらには焼き台がそのまま放置されています」
札幌の豊平川の河川敷に放置されていたのは、バーベキューのごみ。
玉ねぎの食べ残しも捨てられていました。
(付近の住民)「もう最低ですね。遊びに来ているんだから片付けてくれって言いたいですよね。気分悪いですよね」
例年、ゴールデンウイークはバーベキューをする多くの人でにぎわう豊平川。
しかし、楽しい宴のあとに残されるのがバーベキューのごみの山です。
そして、ことしもー
(開発局札幌河川事務所 村上淳管理課長)「ここにも網があるけど、焼肉をやった跡だと思います」
特に目立ったのが、橋のたもとに放置された使用済みの焼き網や炭のごみ。
河川敷を管理する開発局札幌河川事務所の職員がパトロールにあたり、手作業での回収に追われていました。
(開発局札幌河川事務所 村上淳管理課長)「持って帰るのが面倒くさいのかもしれませんね。この辺だとなかなか車でも来づらいので、1か所2か所ではなくて何か所もあるので心が折れる」
1時間半のパトロールで90リットルのごみ袋3袋がいっぱいに。
豊平川を含む札幌河川事務所が管理する河川では、2023年4月から2024年3月までの間、ごみの清掃などに3000万円ほどの税金が使われたということです。
(開発局札幌河川事務所 村上淳管理課長)「去年よりは(ごみの量は)少ないかなと思います。規制をかけて何でもダメだということではなくて、マナーとルール・モラルを守って楽しく河川を使ってほしい」
繰り返されるバーベキューのごみ問題。
公共の場で楽しむためには、一人ひとりがモラルを持って河川敷を利用しなければなりません。