札幌・北警察署は、きょう（2024年11月13日）、詐欺と窃盗の疑いで、札幌市中央区の無職の男（21）を逮捕しました。

男は、2024年7月「借用した現金を返済するために必要だ」と嘘を言い、被害者からキャッシュカードをだまし取り、銀行ATMでキャッシュカードを使って現金17万円を引き出して盗んだ疑いがもたれています。

警察によりますと、男と被害にあった女性（22）は当時交際関係で、8月26日に女性が「交際相手がお金を返してくれない」と警察に相談して捜査が始まりました。

警察は相談から2日後の8月28日に、この女性から約20万円をだまし取った詐欺の疑いで男を緊急逮捕しました。

女性がほかにも200万円近い被害を訴えていたため、その後も余罪があるとみて調べていました。

10月23日には、自分の財布やクレジットカードを落としたと嘘を言い、お金が必要だと女性から現金50万円をだまし取った詐欺の疑いで逮捕されていて、同じ女性から現金をだまし取る詐欺の疑いで今回が3回目の逮捕です。

男は借金の一部を返済するためにはキャッシュカードが必要だと嘘を言い、信じた女性が男にキャッシュカードを渡したところ、現金が戻るどころかさらに17万円引き出されていたということです。

警察の調べに対し、男は「お金を引き出していいと言われたので引き出しただけです」と容疑を否認していて、警察はほかにも余罪があるとみて捜査を続けています。