「少しずつきれいに」変わる年末の大掃除 日ごろからの“小掃除”へ 収納グッズも人気 北海道
師走となり大掃除や片付けの時期となっていますが、ホームセンターなどでは掃除用品や収納グッズが売れています。
今年は「大掃除」ではなく、日ごろから少しずつ進めていく「小掃除」へと変わりつつあるようです。
年末の大掃除に向けた掃除用品売り場です。
札幌・北区の大型ホームセンターでは掃除用品がずらりと並んでいます。
(ジョイフルエーケー屯田店 小林孝平副店長)「こちらの窓用バキュームクリーナーですね。春は黄砂がひどかったり、秋口には雪虫が大量発生と、窓がとにかくすごく汚れが目立つ年だったと思うので」
窓用バキュームクリーナーは、窓を掃除する際に拭きむらや曇りを解消し手軽に使えるのが特徴です。
(恩田記者)「こちらの2つを使って掃除をするのですが、洗剤をふきかけて軽くこすって、あとは水を吸い取るだけで拭きむらがないきれいな窓が仕上がります」
しかし最近では、年末の「大掃除」ではなく、そのスタイルも変わりつつあるようです。
(買い物客)「年末にぐっと凝縮しないように少しずつきれいにしています」
(買い物客)「いっぺんに1日でやるというよりは、ちょこちょこ部分的にやっていこうというのがありますね」
日ごろから掃除をこまめにする、いわゆる「小掃除」。
こうした動きにあわせて売れているのが、つけおき洗い用の洗剤です。
空き時間を利用して、シンクやつけ置き洗い袋にお湯をはり、洗剤を入れて換気扇やレンジまわりのものをつけておくだけで、油汚れもきれいに落ちるといいます。
(ジョイフルエーケー屯田店 小林孝平副店長)「頑固な汚れ、油とかカビとかなかなか普段手間がかかったり時間がかかるところを年末に掃除する方が多い。冬休みに入ってから購入される方が多いので、いまのうちにことし掃除する場所を選んで商品を選んでもらったほうがいいかなと思っています」
一方、札幌市内の文房具店では年末に向け、少しづつ片付けをすすめるのに便利なグッズが売れています。
なかでも人気なのが職場用の収納グッズです。
(宇佐美記者)「こちらのボックスには仕事に必要なペンやはさみなどの文房具を収納できます。簡単に持ち運びができるため、これさえあればどこででも仕事をすることができます」
コンパクトで持ち運べるため、出社とテレワークを織り交ぜた「ハイブリットワーク」や、使うデスクを決めない「フリーアドレス」の職場にも最適だといいます。
(買い物客)「机の上がすごいことになっていて、全然整理できていなくて、ことし終わるのかっていうくらい大変です」
ほかにも厚さ8.6ミリの薄いストッパーで支え、本1冊から立てかけることができるブックスタンドや、デスクに置くアレンジボード。
こちらは別売りのポケットをマグネットで付けることで、ペンやノートをわずかなスペースで収納できるアイデア商品です。
(大丸藤井セントラル 三神千明さん)「家だけに限らず、会社または学校で身の回りのものを入れていただいて、きれいにして新しい気持ちで新年を迎えてほしい」
「大掃除」から「小掃除」へ部屋の片付け方が変わる中、使い方に合わせて掃除用具だけでなく職場用の収納グッズも人気を集めています。