初防衛なるか?名人戦2日目 藤井八冠の勝負めしは「ホタテカレー麻婆豆腐丼」 北海道紋別市
将棋界で最も伝統ある称号をかけた戦い・名人戦の2日目。
会場となったホテルではパブリックビューイングが行われ、多くの将棋ファンが詰めかけています。
(将棋ファン)「対局が長くなりそうだけど、最後まで楽しめそうです」
(将棋ファン)「(藤井)名人の囲いがすごいかたいので見ごたえがあります」
藤井聡太八冠が「名人」のタイトル初防衛に向け、紋別で豊島将之九段と熱い戦いを繰り広げています。
25日は市内の観光名所を訪れた2人。
巨大なカニの爪があるオブジェの前では、2人そろってカニポーズです。
紋別の印象ついて藤井八冠はー
(藤井八冠)「紋別に来たのは初めてで、これまででも一番北に行ったのは旭川でしたので、それを少し更新することができました。対局時の食事やおやつを大変楽しみにしています」
勝負の行方もさることながら藤井八冠も楽しみにしていたのは、対局中の「勝負めし」です。
12種類あるメニューの中から26日に2人が選んだのはー
豊島九段はオホーツクの新鮮な海の幸をふんだんに使った「オホーツク海鮮丼」。
藤井八冠はズワイガニがびっしりと敷き詰められた「紋別産・ずわい蟹いくら重」です。
藤井八冠に選ばれ、店主はすでにこの表情。
(海鮮りん食堂 林明さん)「率直にうれしいのと、カニが食べたかったのかなと。紋別に来たならカニだったのかなと思って」
今月中旬に行われた「勝負めし」と「おやつ」のお披露目会。
じつは藤井八冠より先に、STVのカメラマンが個人的に食べたいと、同じメニューを試食していました。
(小出カメラマン)「カニといくらがたっぷりと入っていて、オホーツクのうまみがぎゅっと詰まっています。おいしい」
そして2日目の27日、2人が勝負めしに選んだのはー
豊島九段は藤井八冠が1日目に選んだ「紋別産・ずわい蟹いくら重」。
藤井八冠はカレーと麻婆豆腐を掛け合わせた「勝負師のホタテカレー麻婆豆腐丼」です。
(カフェレストランKADO 村上俊さん)「素直に光栄ですということと。(カレーと麻婆豆腐が)一緒になった味はなかなかないので、うちでしか味わえない味です。少しでもマチのことを知ってもらったり、観光で訪れていただいたりして、少しでも(紋別に)活気が戻る活動を飲食店通じてやっていきたい」
注目は勝負めしだけではありません。
藤井八冠が27日のおやつに選んだのは、かわいらしいアザラシのクッキーが添えられた「アザラシのお昼寝シフォン」です。
25日に紋別市内のアザラシシーパラダイスを訪れていた藤井八冠。
ここでアザラシのかわいらしさに気付いたのかもしれません。
さっそく選ばれた店には藤井八冠ファンが駆けつけていました。
(藤井八冠ファン)「すごくふわふわでおいしいです。アザラシのクッキーはかわいそうでまだ食べられないですけど、最後はおいしくいただこうかなと思います」
盛り上がりをみせる紋別対局。
藤井八冠が「名人」のタイトル初防衛を果たすのかー
現在も対局が続いていて、まもなく勝敗が決まる見通しです。