藤井竜王が選んだ“おやつ” 売り切れ続出 マチのPRにも 将棋フィーバーに沸く 北海道
北海道小樽市で熱戦が繰り広げられた将棋の竜王戦。
藤井聡太竜王が勝利し、タイトル防衛を果たしました。
今回も注目されのは「勝負おやつ」。
想像以上の反響におやつを提供した菓子店は沸いています。
(岸田首相)「おめでとうございます」
おととい(11日)まで小樽市で熱戦を繰り広げた藤井竜王。
さっそくきょう、史上初・8冠独占の偉業を祝して内閣総理大臣顕彰が授与されました。
岸田総理からは、こんな質問が…。
(岸田首相)「子どもたちに将棋はこんなに面白いものだと伝えるでしょうか」
将棋では、しばし長考する藤井竜王も、これには即答!
(藤井聡太竜王)「将棋は取った駒を使えるのが大きな特徴としてあって、それによってどんどん複雑になってまた緊迫していくというのが将棋の特徴であり最大の魅力のひとつ」
今月10日・11日の2日間、小樽市で対局が行われた将棋の竜王戦。
藤井竜王が勝利し、タイトルを防衛しました。
札幌市内ではさっそく号外が配られると街ゆく人が次々と受けとる様子も。
会場となった銀鱗荘では解説会も開かれ、道内はもとより、全国から集まった将棋ファンも、目の前で繰り広げられた歴史的な偉業に大興奮です。
(対局を見守った小学生)「(藤井竜王の)マジックみたいな大逆転が面白かった」
(藤井竜王ファン 東京から)「きのうは形勢が良くなかったので最後は勝利すると信じていました」
(藤井竜王ファン 北見から)「北海道対局は負けなしなのできょうも勝ってくれたらいいなと思ったんですけれど、ストレートで防衛してくれて嬉しい」
勝負のゆくえもさることながら、今回も注目された“勝負おやつ”
藤井竜王と、対戦相手の伊藤七段、両方から選ばれたのは「かぼちゃプリン」
小樽の隣マチ・赤井川村のスイーツ店が作りました。
(永沼農園 カフェ リン フォレスト 永沼明子さん)
「びっくりしちゃってめったに上げない大声をあげてしまいました。本当ですかって」
今月18日に小樽駅での臨時販売も決まったということです。
(藤井竜王)「店の名前を見て縁を感じたというところもありまして、写真をみても見た目もかわいらしいと思ったので、お願いしました」
2日目に藤井竜王が「縁を感じて選んだ」という「塩バター大福」。
JR倶知安駅の目の前にあるその名も「お菓子のふじい」の自信作です。
店名の「ふじい繋がり」でも選ばれたこのお菓子は売り切れ続出。
この3日間で3カ月分の注文が殺到しているというから藤井竜王効果、恐るべし。
(地元の人)「嬉しいですねおいしいからみんなに広がるといいですね」
(お菓子のふじい 藤井千晶代表)「藤井という名字が同じで縁を感じていたので、あちらもそう思っていただけたので本当に相思相愛だと嬉しく思いました」
週末、将棋フィーバーで盛り上がった小樽市。
竜王戦の興奮は、隣マチにも広がり、PRにひと役かっています。