札幌市は3月27日、実証実験の一環で大通公園に設置していた喫煙所について、当面の間 設置を継続する方針を固めました。

大通公園の西1丁目から西4丁目は、条例によって指定された場所以外での喫煙が禁止されていますが、西5丁目より西は制限区域にはなっていません。そのため、昼時などに路上喫煙者が集まることが問題となっていました。

そのため、市は2023年12月から実証実験として西5丁目の北側に喫煙所を設置しています。

札幌市によりますと、喫煙所ができたことで西5丁目の路上喫煙者の数は減ったということですが、昼休みの時間帯には利用者が集中して喫煙所に入れず、路上喫煙をする人がみられたほか、西6丁目や西7丁目では路上喫煙者数に減少傾向が見られませんでした。

実験は３月末に終わる予定でしたが、「一定の効果があったが、課題も残る」として、当面の間喫煙所の設置を継続し、常設するかなどを検討するということです。