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「近づいたら臭う」「受動喫煙防げる」札幌・大通公園に喫煙所増設 賛否分かれる

2023年12月4日 16:18
「近づいたら臭う」「受動喫煙防げる」札幌・大通公園に喫煙所増設 賛否分かれる

札幌市の大通公園で受動喫煙が問題となっていますが、新たな喫煙所を設ける実証実験が始まりました。

市民からは賛否の声があがっています。

札幌のシンボル・大通公園。

西5丁目に4日から設置されたのは、高さおよそ2.5メートルの仕切りで区切られた喫煙所です。

大通公園西3丁目にはすでに喫煙所がありますが、追加で設置する理由はー

(金澤記者)「大通公園西5丁目です。こちら喫煙が禁止されているわけではないのですが、昼時になると多くの喫煙者が路上でタバコを吸っている様子が確認できます」

大通公園の1丁目から4丁目は、条例によって指定された場所以外での喫煙が禁止されています。

一方、5丁目より西での喫煙は禁止されていないため、公園内での受動喫煙が問題になっていました。

札幌市のアンケートでは、利用者の8割が路上喫煙について「不快」または「やや不快」と回答する結果に。

こうした声を受け、札幌市は喫煙所を増設し、分煙の効果を確かめる実証実験を始めました。

実験初日の4日。

路上でタバコを吸い始め、喫煙所に案内される人の姿がー

まだ新しい喫煙所の利用に慣れていない様子です。

さらに昼時になるとー

(樋口記者)「昼休みの時間になり、新たに設置された喫煙所はたちまち喫煙者で埋まっています」

食後の一服でしょうか、喫煙所の中は満員に。

さらに時間が経つとー

(樋口記者)「喫煙所は人で埋まり、中に入りきれず喫煙所の周りでタバコを吸っている人もいます」

需要はまちがいなくある…ようですが、市民の意見は様々です。

(実験に賛成の人)「受動喫煙は気になっていたので、喫煙所があるならそこで吸ってくれるならありがたい」

(実験に反対の人)「喫煙に寛容すぎる。5メートル10メートル近づいたら臭うんですよ」

賛否が分かれる大通公園の新たな喫煙所。

実証実験は2025年3月末までの予定です。

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