札幌観測史上初!2月で2日連続2けた気温…東京からの観光客も思わず「異常だ!」
きのう(2024年2月13日)に続き、きょうも北海道内各地で春本番を思わせる陽気が続いています。
気温上昇によりスキー場の営業が中止になるなど、影響が広がっています。
(阿部記者)「朝から気温が上昇していて水たまりができています。道もツルツルです」
札幌では14日午後3時までで最高気温が10.8度となりました。
2日連続で二桁気温となるのは2月としては観測史上初めてです。
気温上昇で踏み固められた雪や氷の表面が溶け、路面はツルツル。
非常に滑りやすくなりました。
(市民)「暑いですね。マフラーだけ外してきました。歩きづらいです。特に中通りとか」
季節外れの暖かさにコートを手に歩く人や半袖で歩く人も…
(東京からの観光客)「暑くてもう暑くて、汗かいちゃって。いつもこの時期に来ているんですけど、異常ですね」
札幌市北区の住宅街では雪解けが進み、道路に大きな水たまりができていました。
道南の函館ではきのうよりも気温が上がりました。
(東海林記者)「駐車場には雪が残っていますが、道路には雪がまったくありません」
最高気温は13.1度にー
きのうの夜に積雪がゼロセンチとなりました。
函館近郊の大沼国定公園では、冬の風物詩・ワカサギ釣りが手ぶらで楽しめると人気ですが、この暖かさで湖の氷がかなり薄くなっているということです。
(東京からの観光客)「沖縄出身で雪を楽しみにしていたんですけど、雪も降っていなくて積もってもいなくて、東京よりあったかい」
(大沼合同遊覧船株式会社 川村吉弘さん)「(氷の)厚みはまだ37~8センチあるので問題はないんですけど、氷の表面がご覧の通り水浸し状態」
大沼国定公園では引き続き、氷の状態に気を付けながら営業を続けるということです。
季節外れの暖かさで営業を中止したところもー
最高気温が12.8度となった帯広市。
帯広駅近くに2023年4年ぶりにオープンした入場無料のスケートリンクでは、気温上昇でリクの一部が溶け、きのうときょうは臨時休業しました。
現在氷のメンテナンスを進め、あすには営業を再開したいとしています。
胆振の安平町でも町営スキー場が雪不足で閉鎖しています。
(安平町教育委員会事務局 石丸学さん)「こんなにあったかくなることはないですね。町立の学校の子どもたちが授業で使っていて、金曜日最終日に予定されているので、子どもたちだけでもやらせてあげたいと思っています」
あす以降の天候を見たうえで営業の可否を判断したいということです。
春本番を思わせる季節外れの陽気は一旦きょうまでで、あす以降は再び上空に入り込む寒気の影響で、道内各地で気温が下がる見込みです。
寒暖差による体調管理はもちろん、路面の凍結による事故などにも注意が必要です。