“昼も楽しめる”すすきの 夜の歓楽街に新ランドマーク「ココノススキノ」誕生 札幌に新たなにぎわい
北の歓楽街、札幌・すすきの。
観光名所であり、お酒を飲みに人々が訪れる夜の街です。
そんな、すすきのの中心にオープンした新たな複合商業施設が「ココノススキノ」。
コンセプトは、これまでのイメージを覆す「昼から楽しめるすすきの」です。
(記者)「何時から並んでいるのですか?」
(先頭の人)「午前8時45分。寒いです、いまも寒いです」
(2番目の人)「思いっきり楽しみます!」
開業を楽しみにしていた多くの人がオープン前に列を作りました。
そして…
(宮崎記者)「きっと寒かったでしょう!オープンを待ちわびた方が続々と入っていきます」
夜のイメージが根強いすすきのに、朝から夜まで楽しめる新たなランドマークの誕生です。
ついにファーストオープンを迎えた「ココノススキノ」です。
地下鉄南北線すすきの駅直結と利便性が高い場所にあり、札幌市民から観光客まで幅広い客が訪れています。
店舗は80以上。
日用品や雑貨を扱うフロアや…
北海道らしい食材を使った食事を楽しめる飲食店も。
昼からお酒とともにランチが楽しめるレストラン街には、北海道初出店の店などが軒を連ねます。
北海道の老舗お好み焼き店が新たに挑戦した「たこ焼き」専門店も開業から大人気です。
注目の施設はほかにもー
(北本アナウンサー)「入口なんですが、いきなり天井が高くなりました。開放感がありますね。そこから柱が下りているのですが、ライトアップされて美しいです」
すすきののど真ん中に、最新設備が満載の映画館もオープン!
全部で10のスクリーンがあり、昼からゆったり映画も楽しめる街になりました。
さらに7階から18階にはホテルが。
すすきのの街を見渡せるスイートルームは、長期滞在にぴったりの設備が整っています。
(恩田記者)「宿泊者限定で入れるテラスです。テレビ塔や駅前通りのイルミネーションも一望できます」
最上階のテラスからは札幌の中心部の夜景を堪能できます。
(ココノススキノ 志村敦史総支配人)「朝は午前7時半からカフェが、夜は深夜1時まで映画館がやっている。どの時間帯においてもいろいろな楽しみ方ができると思っているので、お客さまにはそういったところを楽しんでもらいたい」
すすきの交差点に面したこのエリアは、これまでも札幌市民にとって大切な場所でした。
1974年に札幌松坂屋がオープンし、その後、時代の変化とともにヨークマツザカヤ、ロビンソン百貨店とすすきのの玄関口は姿を変えてきました。
そして、2003年から親しまれてきた「ススキノラフィラ」は、建物の老朽化などを理由に2020年に閉館しました。
(客)「覚えてます、ラフィラですよね」
(客)「(以前より)垢ぬけたような気がしますね、すごく都会的になった」
(客)「やっとできたかって。にぎやかになっていいですね」
変化を続けてきたこの場所に完成した「ココノススキノ」には、新たな待ち合わせスポットも作られ、すでにマチに溶け込みはじめていました。
(客)「乾杯でーす」
(客)「おいしーい!しみわたる、お昼から」
午前10時から営業するすすきののクラフトビール専門店です。
すすきので醸造されたクラフトビールは「ビールが苦手な人も飲みやすい」のが特徴です。
一番人気は6種類のビールから好きな3種類を選べる飲み比べセット。
1日平均200セットが売れるという人気ぶりです。
平日の昼間からビールを楽しむ客の姿がありました。
(客)「これがホワイトエール」
(客)「苦くないです!甘い」
(客)「ビールが苦手な人でも飲みやすい!すすきのって夜のイメージがあると思うんですけど、昼にすすきの来るってイメージがなかったので、新しい一面が見れたかなって感じはあります」
この店を経営しているのは、すすきのを中心に複数の飲食店を営業している企業です。
すでに「すすきのの街に変化」を感じています。
(すすきのえーるSTAND 浅利圭祐店長)「(すすきのの街が)がらっと変わったのではないですかね。すすきのにあまり来たことがない方とか、ちょっと最近は行くのやめようかなと思っていた方とかも再び集まって、にぎわいがより出てくるのではないかと思っています」
夜だけでなく昼も楽しめるすすきの。
街並みも変化し、新たな歴史を歩み始めています。