北海道・室蘭警察署は７月１７日、室蘭市の５０代男性が約３４００万円をだまし取られる詐欺被害にあったと発表しました。

男性は６月１７日ごろ、ＳＮＳで日本人女性を名乗る人物と知り合い、その日のうちに偽の副業の手伝いを頼まれて、紹介されたサイトに登録しました。

その後、サイトに示された業務を請け負うために必要な料金などの名目で、６月２１日ごろから７月８日ごろまでに、１５回にわたって現金を振り込み、計約３４００万円をだまし取られました。

警察によりますと日本人女性を名乗る人物は、札幌在住とわかる運転免許証の画像を男性に送信し、信用させていたということです。

しかし、多額の現金を振り込んでいることから不審に思った男性が７月１６日に警察に相談し、被害が発覚しました。

警察はこうしたロマンス詐欺や、いわゆる「タスク詐欺」が相次いでいるとして、ＳＮＳで知り合った相手から金銭を要求されたときは詐欺を疑うよう注意喚起しています。