今年の注意点は「定額減税」いまがピーク!確定申告…医療費にふるさと納税…あなたはどうですか
所得税などの確定申告の受け付けが始まっていますが、ふるさと納税をした人や医療費が多くかかった人などは、確定申告で税金がもどってくる場合があります。
税務の専門家にポイントを聞きました。
2025年2月17日から北海道内に30ある税務署とオンラインで受け付けが始まった、所得税などの確定申告。
札幌北税務署では、手続き開始に合わせて初日から多くの人が詰めかけていました。
(80代男性)「入院する回数が増えたので必ずそれを入れる。いくらか戻ってくるので」
(60代男性)「道路を並んだのは初めてですね。いつもはすぐに入れた。スマートフォンも変えたばかりでここに来た方が早いかなと」
国税庁によりますと、電子申告を利用している人は年々増加していて、全体のおよそ7割に。
会場内でも電子申告の操作方法を案内する作業員を配置していました。
国税庁はユーチューブでも電子申告を促す動画を配信。
さらなる普及を目指しています。
(札幌国税局 勝野昌博さん)「この時期、申告会場は大変混みあうので、マイナンバーカードとスマホを利用した自宅からの電子申告・e-Taxをおすすめしています」
確定申告が必要なのは個人の事業主などですが、高額な医療費を支払った人などは申告することで税金の一部が還付されます。
2025年の確定申告のポイントはー
税務の専門家に聞きました。
(すずらん総合マネジメント 河村聡子税理士)「ことしの確定申告でいちばん気を付けなければならないのは定額減税でして、定額減税を受ける人数と金額を書く欄があるので、記載を忘れずにすることが必要」
定額減税とは今年度の税制改正で実施される所得税額の特別控除です。
紙で申告する場合は新たに設けられた44番の記入欄への記載が必要になります。
年末調整でも定額減税が適用されますが、新たに確定申告する際は特に注意が必要で、また、多くの自治体でふるさと納税をした人も確定申告が必要になります。
(すずらん総合マネジメント 河村聡子税理士)「年末調整で定額減税を受けていたり、(ふるさと納税の)ワンストップ特例を適用させていたとしても、確定申告をする場合にはもう一度最初から定額減税の人数や金額、ふるさと納税の寄付した団体の情報を確定申告が優先されるので、全てを入力する必要がある」
確定申告の受け付けは、所得税などが3月17日まで、消費税は3月31日まで行われます。