ダイイチの新店舗オープン わずか2分で店内大混雑! 道内スーパー勢力図どうなる? 北海道
午前10時、オープンと同時に並んでいた1000人以上の客がなだれ込みます。
(向山記者)「わずか2分で売り場はこの人だかりです」
あっという間に店内は大混雑!
(店員)「まだまだ物ありますから大丈夫ですから」
あまりの混雑に、かごを頭の上に上げて歩く人もいました。
ここは3月21日にオープンしたスーパー・ダイイチです。
イトーヨーカドーアリオ札幌店の後継店舗で、売り場面積はおよそ2700平方メートルと、ダイイチとしては最大規模。
客になじみのあるヨーカドー時代の店のレイアウトはほとんど変えていないものの、十勝生まれのスーパーらしく、十勝のあずきを使用した看板商品の「おはぎ」や、十勝名物の「豚丼」で存在感をアピール!
オープンを記念したお値打ち価格の商品もずらりと並び、十勝産のステーキや1袋105円のほうれん草は争奪戦となりました。
5人がかりで在庫を補充しますが…飛ぶように売れていきました。
(買い物客)「ここできるの楽しみだったの」
(向山記者)「お目当ては?」
(買い物客)「おはぎ、おいしいの。あとでゆっくり来ます。混んでいるので」
(買い物客)「油228円で激安。売り場広いですね。イトーヨーカドーぽいのも残っていてさみしさは薄れました」
帯広市に本社を置くダイイチ。
2023年にはココノススキノにオープンするなど、いまや札幌市内に7店舗を出店しています。
道内のスーパーの売り上げ高でも、ここ数年で10位から5位に躍進し、札幌圏でのさらなる浸透を図る狙いです。
(ダイイチ管理本部長 西崎進さん)「ダイイチは食の宝庫である十勝・帯広生まれなので、なによりも品質と鮮度にこだわっています。そういった品揃えを見ていただければ」
2025年1月に道内から完全撤退したイトーヨーカドー。
アリオ札幌店と帯広店にはダイイチが進出し、その他の跡地に続々とオープンしているのがロピアです。
(向山記者)「去年11月にイトーヨーカドー屯田店跡地にオープンしたのも大手スーパーでした」
関東圏を中心に店舗を拡大していたロピアですが、2024年11月に道内初進出となる札幌・屯田店をオープン。
大容量で種類が豊富な商品や、店内で焼きたてを提供しているピザなどが人気で、連日にぎわいをみせています。
2025年5月にはイトーヨーカドー琴似店の跡地にもロピアの出店が予定されています。
競争が激化している札幌のスーパー事情。
それぞれが独自色を打ち出し、勢力図は塗り替わっていくのか注目です。
道内に6店舗を構えていたイトーヨーカドーは2025年1月に完全撤退し、跡地には続々と後継店が進出しています。
きょうオープンしたアリオ札幌店のほか、帯広店には「ダイイチ」が出店しました。
一方、札幌の屯田店と福住店には、「ロピア」が相次いで進出。
5月には琴似店にも新たにオープンする予定で、札幌のスーパーはますます競争が激しくなりそうです。