“黒塗りなし”のいじめ報告書 ネット流出で削除要請へ 社会的な影響を考慮 北海道旭川市
北海道旭川市のいじめ問題について、第三者委員会がまとめた最終報告書とみられる文書がネット上に流出したことを受け、市の教育委員会が削除を要請する方針であることが分かりました。
いじめ撲滅を訴える市民団体が24日にネット上に公開した文書をめぐり、旭川市教育委員会はこの団体に対して削除を要請する方針を明らかにしました。
市教委の第三者委員会は2022年、市内の公園で遺体で見つかった廣瀬爽彩さんへのいじめ行為を認定する最終報告書を公表していました。
この報告書はプライバシーにかかわる部分など一部が黒塗りされた状態でしたが、24日にサイト上に公開された文書は黒塗りがない状態でした。
市教委は公開された文書が本物かは明言を避けたものの、社会的な影響を考慮して削除を要請するとしています。