人形が4メートルも飛ばされる タイヤ脱落の危険 ナットやボルトの締め方に注意
タイヤ交換の時期です。
事故のニュースを見て不安になった人もいるかもしれません。
個人でタイヤを付け替える際、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
これは国土交通省が公開している、車から外れたタイヤが人に直撃するという想定の実験動画です。
車体から外れたタイヤは勢いよく進み続け…
人形は「く」の字に折れ曲がり、およそ4メートルも飛ばされてしまいました。
万が一タイヤが外れて人にぶつかった場合、重大な事故になりかねません。
タイヤ交換がピークを迎えるなか、付け替えたタイヤが確実に外れないようにするにはどう注意すれば良いのでしょうか。
(JAF札幌支部 安藤純一係長)「タイヤが外れる原因は、ほとんどがナット・ボルトの締め忘れや締め付けの緩さが原因」
一方で、締めすぎも良くないといいます。
(JAF札幌支部 安藤純一係長)「全体重をかけて締め付けをする人もいるが、そこまですると間違いなく締めすぎ」
ホームセンターにはタイヤ交換の際に役立つグッズがずらり!
こちらはトルクレンチと呼ばれる器具で、ナットやボルトを適切な強さで締めることができます。
(根本記者)「タイヤ交換初心者の私もトルクレンチを使ってナットを締めてみます」
車ごとに決められたナットを締め付ける力の値にトルクレンチの目盛りをあわせ、カチッという音がなるまで力を加えます。
(根本記者)「これで4つ締められました。思った以上に簡単で力も必要ありませんでした」
(JAF札幌支部 安藤純一係長)「1か月や100キロ程度の走行を目安に締め付け状態の確認をしてほしい。不安な人は自動車修理工場や販売店に締め付け状態の点検をお願いするのも一つの方法」
万が一のとき大きな事故につながりかねないからこそ入念な確認が欠かせません。