１５日の北海道内は朝から日差しに恵まれたほか、南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、札幌では２６℃を超えて、統計開始以来最も早い夏日となりました。

（北本アナウンサー）「強い日差しがじりじりと降り注いでいます。外にいますと思わず汗をかいてしまいます。雪がとけたばかりの大通公園も、外でゆっくりくつろいでいる方も多くいます。気温がいま２５℃と表示されているんです。一気に夏になってしまいました」

札幌は朝から日差しが強く、午後３時までに最高気温が２６．１℃を観測して、統計開始以来最も早い夏日となりました。

これまで最も早かった夏日は１９９８年の４月２０日でしたが、５日も早まりました。

（札幌市民）「あっつい」

（札幌市民）「半そでがちょうどいいかなと思いました」

（札幌市民）「夏だよ夏」

（北本アナウンサー）「ちょっと額に汗もかかれてる」

（札幌市民）「暑い。これ脱いじゃまずいよね、ハハハハハ」

１５日の道内は内陸やオホーツク海側を中心に気温が上がり、遠軽町生田原で２７．２℃、置戸町の境野で２６．５℃など、春を通り越し一気に夏の暑さとなりました。

１５日に道内で最も気温が上がった遠軽町生田原では、涼を求めてソフトクリームなどを食べる人も。

（アイスを食べる人）「いや、かなり暑いですね、きょう生田原、アイスがおいしい。４月にしては異常ですよね」

（アイスを食べる人）「暑いですね、Ｔシャツでもよかったです」

まだ、春スキーが楽しめる富良野市では２５．８℃まで気温が上がり、夏日のなか半そでのＴシャツでスノーボードを楽しむ人などもみられました。

（地元のスノーボーダー）「ここは日やけ止めをしっかりと塗って、あとはこの辺も一応カバーをして。もう汗だくで大変です。半そでで来ました」

一方、札幌のスポーツ用品店ではシューズ売り場を大きく展開していました。

（利用客）「歩くための靴にしようか、ちょっと運動も始めようかなと思って、ランニングシューズがいいのかと思って、どっちにしようかなと」

店内には初心者向けのモデルからプロ仕様まで、ランニングシューズが幅広く取り揃えられています。

この時期特に売り上げが伸びるのが、こうしたランニングシューズやウォーキングシューズです。

（スーパースポーツゼビオドーム札幌月寒店　奈良航希チーフ）「ここの部分がつぶれないような形になっていますので、かかとを当てるとそのままスッと入る構造」

（恩田記者）「こうやって手を使わずに履けるんですね。すごく履きやすい」

膝や腰への負担も少ないため、年配の人などを中心に人気を集めているといいます。

ホームセンターには色鮮やかなパンジーやビオラといった花々が並び、ガーデニングの季節到来です。

急激な気温上昇で客足が急増し、花の苗をカゴいっぱいに入れる客もみられました。

（客）「寄せ植えしたりね、寄せ植えして鉢に植えたり。いつもね、黄色いのとか多く入れて」

（ＤＣＭ北野店　門名良実副店長）「いろいろなお花を買っていただいて、寄せ植えを楽しんでいただいたり、季節によってお花の種類も変わってきますので、少しずつ買い足してお庭を華やかにしていただければと思います」

いまは春の花が人気で、このあと野菜の時期を迎えますが、その前に土の手入れをするグッズや種なども売れているということです。

季節外れの暑さとなった１５日の道内。

１６日も内陸やオホーツク海側で１５日と同じくらいの気温になる見通しで、寒暖差などによる体調管理に注意が必要です。