新型コロナが５類感染症に移行後、初めてとなるゴールデンウイークが始まりましたが、みなさんどのように過ごしていますでしょうか？

物価高の中ともあって、近場で工夫しながら楽しむ姿が多く見られました。

札幌市北区の「新川さくら並木」です。

新川緑地から手稲区まで全長１０．５キロと、日本一長い直線の桜並木といわれています。

すでに満開を迎え、２９日も桜の木の下を散歩する人や写真におさめる人たちが多く見られました。

（宮崎記者）「札幌市手稲区の前田森林公園は、バーベキューを楽しむ多くの花見客で賑わいをみせています」

前田森林公園では２８日からバーベキュー広場の開放が始まりました。

ギターを演奏しながら仲間との時間を楽しむ人や、ジンギスカンだけではなくホッケの開きなどを一緒に焼く人も・・・

（札幌市民）「去年のアンケートで（火気使用が）ダメになったので前田になった。それがなければ円山だったけどちょっと残念です」

一方、例年より５日早く先週２６日に開花が発表された札幌の梅の名所・清田区の平岡公園。

名物の「梅ソフトクリーム」が味わえる売店の前には長い列ができていました。

（宮崎記者）「ふんわりと梅の香りがして甘酸っぱくとても爽やかです」

園内で聞いてみると、物価高などもあり、ことしのゴールデンウイークは近場で過ごしたり、旅行も短い期間でという声が多く聞かれました。

（江別から来た人）「こうやって子どもを連れて公園とか近場で過ごそうかなと思っています」

（札幌から来た人）「来週後半は釧路のほう。趣味があって、マンホール。マンホールカードをもらいに行くのと、マンホールを写しに行くの」

一方、こちらはゴールデンウイーク初日の新千歳空港です。

大きな荷物を持った観光客や帰省客がやって来ました。

（京都から来た人）「ちょっと奮発して貯金してがんばってここに来ました。天気もいいし、そんなに混んでいなかったので良かったなと思って」

（埼玉から来た人）「飛行機をとるときに格安航空券のサイトを使ったりとかそれぐらいですかね。もうゆっくりのんびりしようかなと」

道南・函館の観光名所「函館朝市」です。

名物の「イカの釣り堀」ですが、スルメイカ漁は６月から始まるため、それまでのつなぎとして「エビ」の釣り堀になっていました。

（千歳から来た人）「弾丸で。エビでも全然満足です。これからイカを食べにいこうと思っています」

円安の影響でしょうか。

函館朝市は外国人観光客の姿も目立ちます。

日本人客のほとんどは道内からの観光客でした。

（岩見沢から来た人）「海鮮丼を食べに来ました。きょうは日帰りで帰ります」

（苫小牧から来た人）「犬も一緒に五稜郭の散歩。花見が目的で来ました。天気も良くて楽しめています」

物価高の中で迎えたことしのゴールデンウイーク。

行楽日和の中、近場で工夫しながらみなさん楽しんでいました。