２０２４年３月３０日午後４時すぎ、札幌管区気象台は、北海道・十勝岳（とかちだけ）で火山性微動が発生したと発表しました。

気象台によると、十勝岳では３月３０日午後１時頃から、継続時間が約２３分の振幅の小さな火山性微動が発生しました。またわずかな傾斜変動を観測したということです。火山性微動の発生は２０２３年７月４日以来です。火山性微動の前後で「火山性地震の増加」はありませんでした。

「６２ー２火口（ろく・に・に・かこう）」などの噴煙・噴気の状況は雲により確認できませんでした。

噴火予報（噴火警戒レベル１・活火山であることに留意）が継続した上で、気象台では「十勝岳は活火山であることから、火口内に影響する程度の突発的な噴出現象が発生する可能性があります」「地元自治体などの指示に従って、火口付近などの危険な地域には立ち入らないでください」と呼びかけています。

※掲載写真は２０１８年の十勝岳です