施設の名前を誤認 救急隊の到着2分遅れる 心肺停止の90代女性は意識戻らず 北海道北広島市
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北海道北広島市は7月15日、119番通報で救急要請の施設名を誤り、別の施設へ出動指令を出したため、救急隊の到着が2分遅れたと発表しました。
15日午前7時30分過ぎ、北広島市内の施設の職員から「90代の女性が食事中にのどを詰まらせたようだ」と消防に通報がありました。
通報者からの救急要請場所は「A施設」でしたが、消防指令室の指令員は名称の一部が同一の「B施設」と誤認して救急隊及び消防隊を出動させました。
救急隊が到着したところ、誤った出動指令を出していたことが判明したため、本来の救急要請場所への出動指令を出しました。
北広島市によりますと、この誤認によって救急隊の到着が2分遅延したということです。
女性は心肺停止状態で病院に搬送され、現在は心拍は再開したもののいまだ意識不明の状態です。
北広島市は、今回の到着遅延が女性に影響を与えたかは現時点では不明としていて、今後医療機関などへの調査をしていくということです。
市では「今後、同様の事案が発生しないよう再発防止策を講じてまいります」とコメントしています。