声を詰まらせ「警察に突き出すことができなかった」 父親の修被告が証言 札幌・すすきの殺人
札幌・すすきののホテルで頭部のない男性の遺体が見つかり、親子3人が起訴された事件で、父親の8回目の裁判員裁判が開かれました。
被告人質問で、父親は「娘を警察に突き出すことができなかった」と証言しました。
起訴状によりますと、田村修被告は2023年、のこぎりなどを購入し、娘の瑠奈被告に提供したほか、瑠奈被告が男性の頭部を損壊する様子をビデオで撮影するなどした罪に問われています。
5日の弁護側の被告人質問で修被告は、警察に通報しなかった理由を問われると…
(修被告)「瑠奈の心情を考えると、親が警察に突き出すことができなかった」
声を詰まらせながら、こう述べました。
また、ビデオ撮影については損壊を手助けする意思はなかったと証言しました。
修被告は無罪を主張していて、裁判は6日も開かれます。