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北海道でも準備着々注目の“ライドシェア” 札幌圏では55台割り当てへ…不足解消切り札なるか

2024年5月17日 18:32
北海道でも準備着々注目の“ライドシェア” 札幌圏では55台割り当てへ…不足解消切り札なるか

一般ドライバーが自家用車などで乗客を運ぶ「ライドシェア」の準備が北海道内でも進んでいます。

北海道運輸局は近く、運行を希望するタクシー会社に割り当て台数を通知する方針です。

タクシー会社3社を抱える札幌市内のこちらの会社。

タクシー不足解消の切り札とされる「日本版ライドシェア」に参加する意向を固めています。

(記者)「申し込みは何台?」

(互信ホールディングス 田中正貴さん)「当社ではグループ全体で15台の申し込み込みをさせていただきました。ライドシェアの皆さんに助けていただきながら、札幌市民の足を確保しようという思いで申請しました」

新型コロナでタクシードライバーを辞める人が相次ぎ、コロナが明けて観光需要が戻る中、タクシードライバー不足が業界が抱える課題となっています。

そんな中、東京や横浜などでは2024年4月からライドシェアが始まりました。

一般のドライバーがタクシー会社の管理のもと、自家用車などを使って有償で客を運びます。

客側はアプリを通じてあらかじめ目的地を入力し、運賃も確定するため、スムーズに乗り降りできます。

北海道運輸局にはこれまで、タクシー会社28社がライドシェア用の車両として59台を申請しています。

札幌市を中心とするエリアでは先月(2024年4月)、土日の午前1時台から4時台に限って最大110台のライドシェアの運行が認められていて、運輸局は近く、55台分を各社に割り当てる方針です。

(互信ホールディングス 田中正貴さん)「自家用車持ち込みということであれば、車庫入れですとか右左折ですとか、そういうところを確認して問題なければデビューをしていく。できれば6月ごろから皆さんをお迎えにあがれるかなと思っています」

道の調査によりますと、ライドシェアを活用すると回答している自治体は42にのぼっていて、全道でも関心が高まっています。

2024年5月17日の定例会見で知事はー

(鈴木知事)「運転手の高齢化、人材確保の課題、そういった点を十分理解しながら進めていくことが重要」

運輸局は、今回配分するライドシェア車両の活用状況を見極めながら、タクシー会社の2次募集の時期などを決めていく方針です。

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