相次ぐイワシ大量漂着 要因は?港の海面を埋め尽くす 手作業で連日回収 北海道
北海道えりも町で、港に大量のイワシが漂着しているのが見つかり、20日朝も漁協関係者が回収作業にあたりました。
船の上から網ですくったり、イワシが手作業で丁寧に回収されました。
日高のえりも港では、20日朝も漁協関係者たちが集まり、大量に死んだイワシの回収作業に追われました。
(佐藤カメラマン)「ほぼ1時間でこれだけとれました」
えりも港では19日、体長20センチほどのイワシが海面をびっしりと埋め尽くしました。
地元の漁師が大量に死んでいるイワシを見つけたということです。
(えりも漁協 金子武彦参事)「きのうはだいたい13トン~14トン(を回収)で、きょうは1トンあるかないかですが、これでだいたいきれいになるんじゃないかなと思います」
また20日は、えりも港周辺の漁港でもほかにも死んだイワシがいないか道の職員が確認しました。
道内では去年12月から、函館やせたな、寿都や小樽など、おもに日本海側を中心に大量のイワシが死んでいるのが見つかりました。
今回、大量のイワシが港で死んでいた要因について、漁協関係者はこう話します。
(えりも漁協 金子武彦参事)「ちょうど角なるので、そこにみんな溜まったんじゃないかなと思う。それで一気に酸欠状態になり、死んだイワシが浮いて、それで白くなったという状況ではないかなと思います」
えりも漁協によりますと、死んでいたイワシはほぼ回収できたということで、これまでのところ漁業などへの影響はないということです。