中央バス廃止…ほかに交通機関なく困った地域に札幌市が出した「代替案」とは?来月正式決定へ
札幌市は、北海道中央バスが2025年3月に廃止する札幌市内6路線のうち、ほかに公共交通機関がない3路線について代替案を示しました。
2025年4月1日からはそれぞれバス会社やタクシー会社が路線の運行を引き継ぎます。
札幌市が代替案を示したのは、2025年3月に北海道中央バスが運転手不足を理由に廃止する南区の駒岡線と空沼線、北区と東区を走る栄町・篠路線の3路線です。
この3路線はほかに公共交通機関がない路線で、地域住民から代替交通が求められていました。
このうち駒岡線は、路線バスを運行する「ばんけいバス」が引き継ぎ、空沼線と栄町・篠路線は入札でタクシー会社を決め、ジャンボタクシーなどを使って運行するということです。
3路線は2025年4月以降もこれまでと同じルートを定時運行します。
札幌市は12月、地域の町内会やバス事業者などと協議し、正式決定するとしています。