【地震1週間】新潟県にも津波 堤防も越え民家へ 間近で見た住民が語る恐怖 能登からは漁船漂着も《新潟》

「これ津波だよ、やばい」
「お、これそうだ、津波だ、津波だよ」
1月1日、地震発生の直後、津波警報が発令されました。
「やばい、やばい」
海から川へ押し寄せる津波とみられる波。
「いや、これ、逃げた方がいい」
撮影されたのは、新潟県で最も西に位置する糸魚川市。住民たちは慌てて避難します。
撮影した男性は「恐怖でした」
こちらの映像を撮影した17歳の男性は当時の様子をこう振り返ります。
「家の祖父母の実家のすぐ裏に自転車道路というのがあって、そこにすぐ登った感じです。初めて津波を見たのでまず驚いたのと恐怖でしたね」
海岸はガレキなどが散乱
一夜明け。隣りの上越市・郷津海岸では浜辺にがれきなどが散乱していました。土産物店には押し流された大型の厨房機器などが。津波の威力を物語っていました。
上越市を襲った津波
地震の発生当日、その上越市を襲った津波。
「越えた」「津波来てるよ!」
津波は防波堤を越えました。
そして川へ。
上越市港町では関川河口から遡上しました。
堤防を越える津波
別の角度からとらえた映像では、津波が勢いよく堤防をこえる様子が。
大石一夫さん
「一発目がどんと上がったから、来たなと思って」
上越市港町で海の近くに住む大石一夫さんです。
「怖いものだと思った」
大石さんは当時、自宅の近くで津波に襲われました。ケガはなかったといいます。
大石一夫さん
「うち帰らなきゃと思ったらその一発目の波がここ来た時に、ここからそこまで歩いて行けなかった。それくらいの勢いがあった。波が巻き込んで、上がってくるから、怖いもんだなと思いました」
一方、上越市港町に住む安田みさこさん。自宅は津波の映像が撮影された場所から700メートル離れていて、自宅前を津波が押し寄せたといいます。安田さんは当時、すぐに高台に避難していてケガはありませんでした。