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“世界の宝”をめぐる 世界遺産ガイドツアーを記者が体験リポート 《新潟》

2024年8月1日 20:09
“世界の宝”をめぐる 世界遺産ガイドツアーを記者が体験リポート 《新潟》

世界遺産登録が決まった「佐渡島の金山」。佐渡市では構成資産の「鶴子銀山」と「西三川砂金山」をめぐるガイドツアーが始まっています。

7月26日から始まった「世界遺産ガイドツアー」。佐渡市が新潟交通佐渡に委託し運行しています。

個人での観光では回りづらい「鶴子銀山コース」と「西三川砂金山コース」の2つのコースがあり、それぞれガイド付きのジャンボタクシーに乗って目的地をめぐります。

「西三川砂金山コース」を体験してみました。

《ガイド》
「これより、佐渡最古の砂金稼ぎの集落に向かっていきたいと思います。中世から江戸時代にかけて、佐渡の砂金採取の中心地として栄えた村です」

まず、やってきたのはかつて砂金採りをしていた笹川集落。砂金山が閉山したあとも、住民が暮らしている場所です。

明治に創立し、平成に閉校した小学校が展示施設として残されています。

《ガイド》
「普通、鉱山が閉山になってしまうと、そこはゴーストタウンになるんですって。誰もいなくなる。ですが、笹川に関しては今もみんな住んでいる。生活をしているという点で言うとすごいんじゃないかと思います」

そのほか、砂金を採るために掘り崩した跡が残る山肌を眺められるスポットや、役所や役人の家の跡などをめぐることができます。

〈新潟交通佐渡 榎千緒里さん〉
「佐渡に来るお客さまにどんどん知ってもらって、また口伝いに他の方に伝わって、どんどん佐渡に来ていただきたい。これからが本番だと思っています」

ツアーは1回90分で最大8人までで1人3000円、1日3便です。8月末まで毎日運行していて、ネット予約は3日前まで当日の申し込みも可能です。

また、佐渡市は多くの観光客による交通渋滞や私有地への侵入などの課題に今後、取り組んでいきたいとしています。

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