構想から30年 地元の悲願 JR上所駅が開業《新潟》
3月15日、新潟市で新たに上所駅が開業し住民は「悲願の駅」と歓迎しました。
構想30年の新駅が開業しました。
JR越後線、新潟駅と白山駅の間に位置する上所駅です。
開業を祝う住民たちが電車が行きかうたびに歓声を上げました。
上所駅は無人駅で、1日4600人ほどの乗降客を見込んでいます。
住民の利便性を向上させようとおよそ30年前に構想が浮かびました。
この地域ではかつて中央卸売市場が立地し、2007年に移転した後は住宅地の再開発などが進んできました。
2017年には住民がおよそ1万7000人の署名を集め、新潟市に提出。
再開発と共に機運が高まったことで計画は動き出し、新潟市はJRと協定を結びました。
地元の要望をきっかけとする「請願駅」。
開業は地元にとっての悲願だったのです。
開業日に訪れた人
「駅ができるって人生でそんなにない出来事」
長岡からの鉄道ファン
「新たな日の始まりみたいな感じ。(スマホ見せて)この角度、いい感じの角度なので、今後おすすめ撮影スポット」
上所校区コミュニティ協議会 高島清会長
「30年来の悲願の駅できて喜んでいます」
地元の住民
「交通の便が良くなってみんな新潟の魅力に気づいてくれるんじゃないか。大切に使っていきたい」
新駅の設置はJR新潟支社管内の在来線では20年ぶりとなります。