【連休襲った寒波】積雪4メートル超えた長岡市山古志 20年前の豪雪を思い出す声も《新潟》
新潟県内は24日までの3連休、山沿いを中心に大雪となり、長岡市の山古志では市の観測で積雪が4メートルを超えました。雪のピークは過ぎましたが気象台はなだれに注意するよう呼びかけています。
24日の長岡市、ここ数日の大雪により雪は歩道まで押し寄せていました。
午後4時現在の積雪は魚沼市守門で378センチ、津南町で376センチ、長岡市で96センチなどとなっています。
街の人
「ドカッと降ったから、そろそろ春が来てほしい」
この3連休、県内の山沿いを中心に襲った寒波。
3連休初日の22日、長岡市や小千谷市などには一時、大雪警報が発表されました。
長岡市は2月の観測史上最大となる6時間に32センチの雪が降りました。
住民
「急激ですね、急激にバーッと降ってきますね、本当に大変だ」
長岡市の中でも雪深い山古志地域。
道路の脇には雪の壁がそりたち、住民は除雪作業に追われていました。
星野吟二さん
「もうこの2、3日すごいです。ことしはなんか特別雪がすごいなと思って」
数時間前に雪かきをしたばかりといいますが。
住民
「朝6時に雪をはらったんですよ。既に23センチ、朝から今まで23センチ。これ以上降るとね…。きょうは多い方だ」
今回の大雪で山古志の住民の頭によぎるのは20年前の豪雪です。
星野詩二さん
「地震の時、こっち雪堀りに私もきて、あのときはすごかった。中越地震の時ね、それ以来そんなに。今回の雪は予想外、大変ですよ」
中越地震の翌年の冬、2005年2月。
中越地方を大雪が襲い、地震で被害にあった建物などが相次いで倒壊しました。
20年後再び襲った大雪に住民は。
星野詩二さん
「ここで生まれて、ここで店出したからしょうがないと思っているけどなかなか大変です」
さらに…
リポート
「こちら旧山古志村種苧原地区です。私の身長をはるかに超える雪が積もり、一番上も見上げられない状態になっています」
種苧原地区の積雪計は446センチを記録。
山古志地域には災害救助法が適用されていますが、積雪がさらに増えないか、住民は不安を募らせています。
住民
「参った、どうなるんだ…」
Q今何が一番大変ですか?
「この雪のけ。やり場がないんですよ」
寒波のピークは過ぎましたが、気象台は引き続き、なだれに注意するよう呼びかけています。