岸田首相が突然の不出馬表明 行き先不透明に拉致被害者の曽我ひとみさんが懸念 “最後まで一緒に 叶わず残念” 《新潟》
拉致問題の解決に向け、日朝首脳会談の早期実現を目指すとしていた岸田首相。拉致被害者の曽我ひとみさんは先行きが見えなくなることに懸念を示しました。
8月16日、佐渡市で署名活動を行った拉致被害者の曽我ひとみさん。
岸田首相は拉致問題について「私直轄のハイレベルでの協議を行っていく」として日朝首脳会談の早期実現を目指していました。
そうした中での、不出馬の表明。
曽我さんは先行きが不透明になることに懸念を示しました。
〈拉致被害者 曽我ひとみさん〉
「最後まで一緒に被害者の方が全員帰国するまで一緒にやってくれたらと思っているが、それも叶わぬことになってしまって残念」
曽我さんは政府に対し「1日も早く解決する道筋をしっかり模索してほしい」とあらためて訴えていました。