【夏休み】カブトムシにふれたり、“普段入れない場所”も… 子どもたちにとって特別な体験ができる場所《新潟》
子どもたちは夏休み真っ只中。知識や経験を積むのにまたのない時間です。珍しい昆虫に触れたり普段は入れない場所に足を運んだり・・そんな特別な体験ができる場所を取材しました。
長いツノが特徴的なヘラクレスオオカブト。
富樫雅貢さん
「きり吹きかけたばかりなので背中が黒ずんでいるが乾けばもっと鮮やかな黄色になりますね」
さらに別のカゴには。
富樫雅貢さん
「ギラファノコギリですね。このトゲの少ないところは全然大丈夫ですね先はちょっと痛いですが」
珍しいカブトムシやクワガタムシが並ぶこちらのお店、昆虫ショップに見えますが…。
富樫雅貢さん
「タイヤ屋です。タイヤ屋の期間限定の特設コーナーという感じですね」
実は村上市で90年以上続くタイヤ専門店です。
父のもとで働く富樫雅貢さん、幼い頃からこの仕事を継ぐと決めていました。
同時に、タイヤと負けないぐらいずっと熱中しているのが生き物の飼育です。
自宅の一室にはところ狭しと飼育カゴが並びます。
富樫雅貢さん
「タイヤ屋は夏は閑散期で暇なんですよ。なので、せっかくならスペースもあるし家にあるもので子どもたちを喜ばせることができないかな、ということでいろいろ持ってきたのがきっかけ」
4年前から夏の期間限定で販売を兼ねて昆虫を展示しています。
コロナ禍で遠出ができない子どもたちに、身近に楽しんでもらえる場所をつくりたいとの思いからです。
自由に見学ができるほか標本づくりのサポートも・・
夏休みの自由研究にぴったりかもしれませんね
富樫雅貢さん
「これは何の虫だろうと調べるので字を読めなければならないし、学びの入り口、自分自身がそうだったので生き物のおかげで今の自分があるので出会えてよかった」
夏休みの体験は、こちらでも・・
リポート
「きょう議場に座っているのは議員の皆さんではありません子どもたちです」
県議会では小学生が参加する「探検ツアー」が開かれました。
男児
Qどうですか座り心地は?
「最高です」
子どもたちは議会庁舎や県庁をめぐり、議長の部屋へ。
ここでも人気なのが「議長の席」
男児と母親
「すごいフカフカ」「本当だ」「長時間座っていられそうです」
質問コーナーでは金山が世界遺産に登録された佐渡にまつわるこんな声が・・
女児
「世界遺産になって旅行する人がたくさん来て自分たちが行ける場所がなくなるのかなと心配しています」
県議会を身近に感じてもらおうと皆川議長は子どもたちの質問に丁寧に答えていました。
女児
「普段見られないところとか見られてビックリしたし、夏休みの自由研究でレポートにまとめる」
県議会・皆川雄二議長
「きちんとした議論あるいは居眠りもせず、答弁を行いたいと改めて実感しました」
普段とは違う体験を。子どもたちは夏休みの思い出に1ページ加えていました。