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冬場の収入減確保へ異業種に参入 植木職人が“二刀流”で挑んだのは“カキ養殖”  《新潟》

2025年2月22日 6:33
冬場の収入減確保へ異業種に参入 植木職人が“二刀流”で挑んだのは“カキ養殖”  《新潟》

人手不足の解消と新たな収入源につなげようと佐渡市で異業種に参入した会社があります。いわば二刀流…植木職人が、剪定(せんてい)ばさみから持ち替えたモノとは?

佐渡市で造園業を営む本間金五さん。この日は2か所の現場を掛け持ち作業に汗を流していました。外仕事が基本となるためある悩みも…

〈佐渡活 本間金五代表〉
「雪が降ると基本的に庭作業はできないので、12月ほとんど雨が降っていたので7割8割は天気が悪かった」

冬場は天候が荒れ作業ができない日もあるため収入は不安定になりがちです。そこで安定した収入限を得ようと異業種へ飛び込みました。剪定ばさみから持ち替えたのは、佐渡の特産カキです。

加茂湖のカキ養殖。最盛期は100人以上いた生産者も現在は40人ほどに減りました。養殖作業のピークは冬場で造園業と時期がずれるため掛け持ちができるといいます。

この“二刀流”の取り組みは佐渡市のビジネスコンテストで優勝し補助金を活用して船や小屋を用意しました。新たな人材も確保でき社員は5人まで増えました。

〈新入社員〉
「まだ入って1か月経ってないんですけどおもしろいなと思ってやってみました」

〈佐渡活 本間金五代表〉
「庭作業とカキを組み合わせて1年間を通して雇用も増やしていくのを目指してスタートしました。固定概念にとらわれずアイデアを出してやっていきたい」

植木職人とカキ養殖の二刀流。人手不足が続く現場を支えます。

最終更新日:2025年2月22日 6:33
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