硫黄島の戦いで戦死した日本兵の日誌が初公開 企画展「大分の戦争」
県内でも多くの人が犠牲になった戦争の悲惨さを伝える企画展がいま、大分県大分市で開催されています。
企画展「大分の戦争」が開催されているのは大分市歴史資料館です。
展示されているのは1931年に始まった満州事変から1945年の終戦までの戦争に関する資料44点で、ほとんどが大分市民から寄贈されたものだということです。
この企画展では硫黄島の戦いで戦死した大分市出身の兵士の日誌が初めて公開されました。
アメリカ軍との戦闘についてや水や食料の調達に苦労したことなどがつづられていて、当時の激戦の様子がうかがえます。
ほかにも会場には大分市の空襲で民家の柱に残ったとされる銃弾なども展示されています。
◆大分市歴史資料館 柳原 淳さん
「この大分でも多くの方が戦争の犠牲になっている。 そして、その方々の遺品がここには残っている。 戦争や平和を考える機会にしてもらえたら」
この企画展は9月23日まで開かれています。