大分県宇佐市に住む50代の男性がおよそ29万円をだまし取られる特殊詐欺の被害にあったことがわかりました。

警察によりますと、2025年1月21日ごろ男性はスマートフォンでTikTokを見ていたところ「動画を見るだけでお金が稼げる」などと記載されたバナー広告を見つけました。
その広告をクリックするとある人物とのLINEトークルームに招待され、その人物から「Youtube動画を見た後に、動画のスクリーンショットを送ると報酬がもらえる」などと言われました。

そして、男性はその人物から別のアプリをダウンロードするようにいわれ、そのアプリを通じて、その人物の指示通りにスクリーンショットした画像をチャット内に送信したところ、男性の口座に少額のお金が振り込まれました。

その後、男性はその人物からアプリのチャット内で「お金を指定した口座に振り込めば、振り込んだ金額に応じて報酬が得られる」などと言われました。そのことを信じた男性は、その人物が指定した口座に4回にわたり現金を振り込み、合計およそ29万円をだまし取られる被害にあいました。

警察は「SNSなどで知り合った相手から副業を勧められるのは詐欺の手口。お金を振り込む前に家族や警察に相談してほしい」と話しています。