近い距離で臨場感ある観戦を「サッカー専用スタジアム構想」実証実験へ ゴール裏に仮設席を設置 大分

現在、東京の企業が大分県大分市で進めようとしているサッカー専用スタジアムの構想に関連した実証実験が、今週末のトリニータのホームゲームで行われる予定で、実験の主催者が参加者を募集しています。
この構想は、トリニータのホームスタジアムとして大分市の中心部にサッカー専用スタジアムを開設しようというもので東京の貸し会議室大手TKPが打ち出しています。
TKPの河野貴輝社長はその候補地の一つとして大分駅からおよそ3キロほどの場所にある市営陸上競技場、ジェイリーススタジアムをあげています。
およそ30億円を上限にトラックや芝生に座席を設置するなどJ1の基準に合わせた改修を行いたい考えです。
◆河野貴輝社長
「(サッカー専用スタジアムは)サポーターと選手との距離がすごく近くて臨場感がある形でサッカーを観戦できる。(駅や)繁華街に近いところにサッカー専用スタジアムがあれば街も盛り上がるのではないか」
このような中、TKPは専用スタジアム構想が妥当かどうか検証するため9日のホームゲームで実証実験を行う予定です。
実験では北側ゴールの裏に仮設席を100席設置。通常より近い距離で専用スタジアムのような臨場感のある観戦が体感できるということです。
TKPは参加者からアンケートを取り、「今後の検討の判断材料にしたい」と話しています。
実験の参加者の応募を6日正午まで専用フォームで受け付けています。