路線バスに初“こども運転席” ハンドルや扉の開閉スイッチ再現「将来乗務員になるきっかけになれば」大分
高齢者ではなくこども優先というユニークな席が誕生しました。
バスの運転士の気分を味わえる「子ども用の運転席」を大分県内で初めて導入した路線バスが7日、別府市などで運行を開始しました。
◆田邉智彦アナウンサー
「こちらの路線バス中を見てみると運転席の後方にもう一つ特別な運転席があるんです」
これが別府市の亀の井バスが県内で初めて導入した「こども運転席」です。
画面には、バスの前方に設置された、カメラの走行中の映像がリアルタイムで映し出されます。
このほか、ハンドルやシフトレバーをはじめ利用客が乗り降りするための扉の開閉スイッチまでも再現されています。
もちろん、いずれを操作しても実際の運行には影響がありませんので、子どもたちは思い切り運転士気分を満喫することができます。
◆亀の井バス乗合課 中磨勇太さん
「小さなお子様や小学生にバスという乗り物を身近に感じてもらえるように導入した。将来的に(子どもたちが)乗務員になるきっかけの一つとなれば」
「こども運転席」を導入したのは亀の井バスが保有するおよそ50台の路線バスのうちの1台です。
平日は別府市や湯布院に向かう路線のいずれかで運行し、土日や祝日は別府市内を運行する予定です。