広域ごみ処理施設 工事遅れで供用開始延期に 宇佐、豊後高田、国東3市が共同で整備 大分
大分県の宇佐、豊後高田、国東の3市が共同で整備を進めているごみ処理施設の供用開始が、電線ケーブルの不足などによる工事の遅れで延期されることになりました。
宇佐市と豊後高田市、国東市は、コストの削減や環境への配慮などを目的に広域のごみ処理施設を宇佐市に計画しています。
2025年7月の供用開始を目指して工事が進んでいました。
しかし、3市でつくる事務組合はきょう会見を開き、供用開始を2025年12月ごろに延期すると発表しました。電線ケーブルの不足による工事の遅れが理由です。
大阪・関西万博など大型工事が重なっていることや能登半島地震からの復興に資材を優先的に供給している影響で、全国的に電線ケーブルが不足しているということです。
また、技術者の人手不足による影響もあるとしています。
総事業費はおよそ125億円で、事務組合は延期により事業費が増えることはないと話しています。
また、ごみ処理については現状の施設で対応するため市民の生活にも支障は出ないとしています。