東日本大震災発生から13年 大分県庁でも黙祷 「やっぱり津波は恐ろしい」小学校で防災訓練 大分
東日本大震災の発生から3月11日で13年です。
大分県内でも黙祷が捧げられたほか、震災の教訓を生かそうと防災訓練が行われました。
2011年3月11日に発生した東日本大震災。
1万5900人が亡くなり、2520人の行方が今も分かっていません。
被災地の福島県で11日に開かれた追悼式には、岸田総理などが出席し、震災による犠牲者を悼みました。
また県庁でも、震災発生の午後2時46分にあわせ、職員が黙祷を捧げました。
◆県 防災対策企画課 後藤恒爾課長
「もう13年かという感じがするが、その間一生懸命、災害対策、南海トラフ対策を進めてきたので、東日本の記憶を風化させることなく引き続き取り組んでいきたい」
県によりますと、2月1日時点で73人が県内で避難生活を送っているということです。
こうした中、竹田市の直入小学校では地震を想定した避難訓練が行われました。
こちらでは東日本大震災が起きた3月11日に合わせ、毎年この時期に訓練を行っています。
11日は南海トラフ巨大地震が発生し竹田市で震度5弱を観測したという想定で、児童たちは教室から校庭へと速やかに避難する手順を確認していました。
◆児童
「ここは津波が来ないが、関係ないと思わずに、ちゃんと訓練を受けたいと思った」
「私がもしその場にいた時とかどうやって対処すれば逃げれたとか(考えた)やっぱり津波は恐ろしいと思った」
また、11日は災害時に役立つ工作の授業も行われ、児童たちは新聞紙を使ったスリッパの作り方を習っていました。