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佐伯市の介護事業所約5400万円不正受給 県が指定取り消し 運営会社「利用者の命と生活を守るため」

2025年1月15日 19:02
佐伯市の介護事業所約5400万円不正受給 県が指定取り消し 運営会社「利用者の命と生活を守るため」

大分県佐伯市の2つの訪問介護事業所があわせて5400万円を超える介護報酬を不正に受け取っていたとして、県が指定を取り消しました。

行政処分を受けたのは佐伯市の訪問介護事業所「万葉訪問介護ステーション」と「ベストプレイス訪問介護ステーション」です。県によりますと、これらの2つの事業所は届け出ていた場所ではなく、実質的には同じ会社が運営する別の有料老人ホーム内に拠点があり、この施設の利用者に対し、訪問介護サービスを行っていました。

事業所とサービス提供する施設が同一の建物内である場合、離れた場所の利用者にサービスを提供するよりも介護報酬は低くなります。しかし、2つの事業所は介護報酬を減らさずに請求し、2019年から2024年までに5440万円あまりを不正に受給したということです。

運営会社は「利用者の命と生活を守るためにやった」などと話しています。

最終更新日:2025年1月15日 19:02
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