飲食店では予約にキャンセル 小学校では保護者付き添い登校 2000人が登校控える バスをやめてタクシーに 市民生活に影響【長野3人殺傷事件】
通り魔的な犯行に長野駅近くの飲食店では25日の予約にキャンセルが出るなど、市民生活にも不安が広がっています。
警察官が見守る、小学生の集団登校。24日も保護者が付き添う対応が取られました。
保護者は
「今までに何もなく子どもたちだけで通っていたのがすごく当たり前だったけど、当たり前じゃないんだなと感じました」
保護者は
「これで週末に犯人が逮捕されなければ、また来週からの対応が長引けば長引くほど難しくなってくると思うので」
保護者は
「きょう、ちょっとたまたまお休みだったので夕方とかも付き添うことできるんですけど、また来週ちょっと勤務の日もありますので、そういったところは臨機応変に対応できるように会社の方とも話をしていけたらと思っているんですけど。どこでそういうのに出くわすかも分からないっていう不安と、いつ日常に戻れるのかなっていう不安があります」
長野市教育委員会によりますと、23日は市内の小中学生およそ2800人、24日はおよそ2000人が登校を控えたということです。市教委では、登校を控えても欠席扱いにはしないとしています。
バスを待つ人が被害に遭った通り魔的な犯行。市民の足にも影響が出ています。
タクシー運転手は
「普段はバスだけどタクシーって形で利用されたお客さまいらっしゃいます。けさ、朝一番のお客さまがそうでした」
タクシー運転手は
「(いつもは)道路で降りるんですけど自宅の近くの。自宅まで連れてってくれと言われて、そういうお客さん多かったです」
こちらは、長野駅から徒歩3分の飲食店。
営業中ですが、入り口を見てみると…。防犯のため施錠。
そして、来店者にノックを求める掲示が。
スタッフは
「どこに犯人がいるかも分からないですし、全然、捕まるって気配も感じられないし、もし犯人が入ってきても逃げ場がないので、それが怖いですね、のでこういう対応をさせてもらっている」
警戒を強めて迎える初めての週末に影響は?
スタッフは
「キャンセルのお電話いただいたりとかもありますし、やっぱりご来店のお客さまが減るっていうのはあって、Uber Eatsの方が増えたりとかはあるんですけど。もちろんお食事もテイクアウトも来ていただけるお客さまいらっしゃるので、なかなか閉めるというわけにはいかないですね」