自宅でもおいしさをそのままに…。長野市中条地区で愛されてやまない郷土料理「おぶっこ」が冷凍食品として登場しました。

信州みそで仕立てた汁に旬の野菜と特有の平打ち麵をたっぷり入れて煮込んだ「おぶっこ」。長野市中条地区の郷土料理です。

「道の駅中条」の食堂で半数以上の客が注文するという一番人気の料理。

愛知から
「調べたらあったので寄ろうかなと思って初めて」
「（愛知・みそ煮込みうどんとは）全く違いますね、薄味ですけどこっちはこっちですごくおいしいです」

長野市中心部から車でおよそ30分。中山間地域の中条地区は急峻な地形と寒冷な気候からコメの栽培には適さず、その代わりに小麦を原料とした独自の食文化が培われてきました。その代表的な料理が「おぶっこ」です。

自宅でも手軽に味わってもらい、誘客にもつなげようと、「おぶっこ」を冷凍した新商品が登場しました。県産の小麦・ユメセイキを使った歯ごたえ抜群の麺に野菜や肉など具だくさん。およそ1年半かけて開発されました。

道の駅中条 小松英樹駅長
「まずおぶっこというものを周知できたらなというのが一番です。（中条に）来てくれた人は喜んで帰ってくれる。でもそこからの広がりがないので冷凍おぶっこ中心に広げていけたらなと」

北沢ななか記者
「いただきます。信州みそのコクと野菜のうまみをしっかり感じます。これから寒い時期にぴったりですね」

新商品は「道の駅中条」と「nagano forest village」で販売しています。