突然、首から下が動かない 新型コロナ後遺症の高校生 目標だった卒業式に出席 次の目標は…【長野】
新型コロナウイルスの感染をきっかけに突然、首から下が動かなくなってしまった岡谷市に住む高校3年生の女子生徒。5日、友人たちと共に松本市の高校を卒業しました。
「大好きな友達と一緒に卒業を迎えられて本当にうれしい」
松本市にあるエクセラン高校3年の山田幸奈さん。5日、同級生およそ100人と共に卒業式を迎えました。
幸奈さんはおととし9月に新型コロナウイルスに感染し、その後、首から下を自由に動かすことができなくなりました。
新型コロナ後遺症と診断され、寝たきりの状態が続いていましたが、学校の協力でリモート授業や月に数回の登校で単位を取得し、5日、卒業を迎えました。
幸奈さんは車いすのため、壇上には上がれませんでしたが、西沢宏校長が近くまで来て卒業証書を手渡しました。
幸奈さん
「こうしてみんなと一緒の場所で 卒業式に出られて本当に良かった」
父博章さん
「この(高校)3年生に関しては 卒業式で卒業するというのが第一の目標だったので、それが達成できた」
1つの目標を成し遂げた幸奈さん。体が動くようになったらパソコンの資格を取りたいと意気込んでいました。