夏の高校野球長野大会は2日、セキスイハイム松本スタジアムで決勝が行われ、長野日大が長野俊英を9対0で下し、15年ぶり2度目の頂点に立ちました。

初めてとなる長野市勢同士の夏の頂上決戦。

15年ぶりか…。それとも初めてか…。

聖地、甲子園の切符をつかみ取るのはどちらのチームか…。

試合が動いたのは2回でした。長野日大は2つのデッドボールで得た2アウトランナー3塁1塁で8番・2年生の宮澤。

センターへ弾き返す先制のタイムリー。

さらに長野日大は4回。デッドボールとバントヒットなどで1アウト3塁、2塁のチャンスをつくります。打席には9番・堀内。

ライト前へのタイムリー。

尚も1アウト3塁、1塁で1番・玉井。

詰まりながらも左中間に運ぶキャプテンの一打でリードを広げます。続く小田切のタイムリー内野安打に長野俊英のエラーが絡み、この回一挙4点をを奪います。その後も5回、7回に2点ずつを加え、9対0と突き放します。

一方、念願の甲子園を目指す長野俊英。8回、2アウトから連打で3塁1塁とし、意地を見せますがあと一本がでません。

長野日大のエース山田が最後まで立ちはだかり、103球の力投で7安打完封。長野日大がベスト16入りした2009年以来となる2度目の甲子園出場を決めました。

長野日大3年 玉井洸成主将
「率直にとてもうれしい気持ちでいっぱいです。甲子園で勝つ、一勝するってことを目標としてやってきたのでまずはそこを達成したいなって思います」

■長野日大で優勝報告会
夕方、学校で開かれた優勝報告会。選手一人一人の名前が呼ばれ入場すると、在校生や保護者から大きな拍手が送られました。

長野日大 松橋将之監督
「甲子園では長野県の全ての高校の高校球児の思いを背負って長野県の代表として恥じない戦いをして優勝を狙います」

在校生（1年）
「記憶に残るような素晴らしい勝利でした」
在校生（3年）
「一球を追って駆け抜けてるところがすごいと思いました。
「やっと決勝で（勝って）甲子園に行けて本当にうれしく思います」

全国高校野球選手権大会は阪神甲子園球場で８月7日に開幕します。