×

甲子園へ 高校野球長野大会27日決勝戦 両チームの戦力分析 元高校球児で甲子園準優勝経験者の記者が解説

2024年7月26日 20:50
甲子園へ 高校野球長野大会27日決勝戦 両チームの戦力分析  元高校球児で甲子園準優勝経験者の記者が解説

甲子園出場をかけた高校野球長野大会は27日いよいよ決勝戦!熱戦を前に両チームの戦力を分析します。

長野日大の強力打線を長野俊英がどう抑えるか?注目です。

 長野俊英×長野日大

■■■長野俊英■■■
創部以来初の甲子園出場を目指す長野俊英。

準決勝の赤穂戦では…。

劇的な9回サヨナラで初の決勝進出を決めました。

これまで戦った5試合はいずれも継投策。

俊英のエース伊東は140キロ台のストレートに変化球を織り交ぜ打たせて取るピッチング。

5試合25イニングを投げ防御率1.4。安定感を誇ります。

そのエースを支えるのが硬い守備陣。その要、2年生ショート島岡は体幹のよさが光る守りの要です。

攻撃では打率5割を超える1番元田、さらに2番太田、3番古越の上位打線が好調です。

創部から62年、念願の甲子園に王手です。

■■■長野日大■■■
15年ぶり2度目の甲子園へ。

上位下位切れ目のない強力打線で5試合を勝ち上がってきました。

チーム打率は3割2分8厘。2番小田切の打率は4割6分2厘

そして打率5割8分3厘を誇る主砲の山田。

準決勝では逆風のなかレフトスタンへ打ち込むパワーヒッターです。

その山田はエースナンバーを背負う二刀流。

4試合に登板し自責点は1.変則的な投球フォームで変化球を繰り出し相手のタイミングを外していきます。

5試合でエラー1つという堅い守備もチームの自慢攻守にバランスのとれた長野日大。

2009年ぶり以来の2度目の甲子園への切符を掴みます。

【解説】
須坂市出身で元高校球児、甲子園準優勝経験者の湯本翔太記者。

27日、決勝は北信勢同志の対決は53年ぶり長野市勢同志は初。
両校は今年の春の公式戦で2度対戦していて、いずれも長野日大が2点差で勝利しています。このうち1試合は延長10回タイブレークの末の決着でした。

ここで夏の長野大会、両校のデータを見てみると打率は長野俊英が3割4分9厘と長野日大を上回っています。

一方で、防御率は長野日大が「0.47」と抜群の安定感があります。日大は5試合戦って失点が2つ、エラーはたった1つ、守備が非常に堅い。

攻撃力が高い俊英は準決勝でサヨナラ勝ちをして勢いがあります。なので、守備力の高い日大との戦いは非常に見応えがあると思います。

決勝は27日午前10時、セキスイハイム松本スタジアムでプレイボールです。

    テレビ信州のニュース