「立春」御神渡り今年の観察終了「湖面は春の兆し感じる…」4日以降の寒波に望みかけ有志で観察継続
二十四節気の一つ、春の始まりとされる「立春」の3日、諏訪湖では、今年の御神渡りの観察の終了が告げられました。
八剱神社・宮坂清宮司
「風もなく、波もまったくなく」
Q.おだやかすぎる?
「湖面をみただけでも春の兆しを感じるような」
3日午前6時半の諏訪湖の気温は1.7度、水温は3.2度。
1月5日の「小寒」以降、二桁台の冷え込みは1日もなく、湖は一度も全面結氷することなく3日の立春を迎えました。
今シーズンは御神渡りの出現の可能性が低いことから観測をする八剱神社の宮坂宮司は3日朝、神社の総代が集まって行う観察に終わりを告げました。
4日以降は冷え込みを見て関係者が観察を行い、2月15日に神前に「明けの海」が報告される予定です。
諏訪湖では2018年を最後に御神渡りが発生しない年が続いています。
今年を含めると7年連続となり、これまでの最長記録を上回るということです。
■長野市 戸隠神社
一方、長野市の戸隠神社奥社では年に2回しかみられない朝日を期待する人たちが集まりました。参道には立冬と立春に奥社や随神門に光が当たるよう位置を決めたという言い伝えがあるといいます
大阪府から
「門の上から太陽が出るのをぜひ見たいなと思い期待してきたんですけれども」
晴れた日には随神門から参道を真っすぐ照らす幻想的な景色が広がるということですが、
3日朝は上空に雲がかかり日の出を見ることはできませんでした。
3日の県内は次第に西高東低の気圧配置となり気圧の谷の影響を受ける見込みです。
また4日から6日頃にかけて、冬型の気圧配置が強まり、北部では警報級の大雪が予想されています。
今後の気象情報に注意が必要です。