「まるちゃん」と親しまれ… 犠牲となった49歳男性 サッカークラブのコーチ 小学校ではPTA役員も 「家族を大切にしていた」教え子や知人が突然の別れ惜しむ【長野3人殺傷事件】
JR長野駅前で男女3人が男に刃物で刺され1人が死亡、2人が重軽傷を負った「連続殺傷事件」。犠牲となった丸山浩由さんは長野市内で小学生の、サッカークラブのコーチを務め、熱心に子どもたちを指導していたそうです。知人や友人からは「まるちゃん」と親しまれ、献花台に訪れた人々からはあまりにも突然の別れを惜しむ声が聞かれました。
丸山さんは妻と2人の息子の4人家族。近所の人に話を聞くと気さくな人で数日前も「今年は雪が少なくて楽ですね」と会話を交わしたと言います。子どもたちが小さい頃、庭でよくサッカーをして遊んでいたそうで「家族を大切にしていた」と振り返りました。
事件現場に設けられた献花台にはサッカーの教え子や友人らが次々と訪れていました。
丸山さんからサッカーの指導を受けた少年(15)
「小学校3年生から6年生まで教えてもらった。卒業するときに自分の個性をもっと伸ばしていけよと言われてそれが今中学校でも自分の強みになっている。みんな大好きなコーチだったんで最後にもう一度顔は見たかったです」
丸山さんを知る夫婦・妻
「子どもができる前は主人と一緒に飲みに行っていてその行きつけの飲み屋さんに丸ちゃん(丸山さん)がいて行き会う度に「おー」ってなって乾杯して飲んでて。こんなことになって本当に悔しいですつらいです」
丸山さんを知る夫婦・夫
「本当にいい人でした。誰に対しても初対面の人にも優しいですし子どもが好きなんだなと話の節々にありましたし、ご家族のことも大事にしていたし悔しいです」
小学校でともにPTA役員
「PTA役員を一緒にやってとにかく子ども思いとても優しい方で。サッカー好きだったのでファッションとかもサッカーのすてきな格好をしていて子どもから好かれるタイプの方というのが印象」
事件にあう直前、丸山さんは20年通っていたこの店に―――
オーナーは
「気さくに丸ちゃんは年上の人にはすごく丁寧に敬語で話すし若い人にも気さくに同じ世代の友達みたいな感じで話せる。声かけやすいです」
「この間はカウンターのこっちの隅のあたりに座っていた。ここ出た後の事件だったんで未だに飲み込めない…」
「一回彼と会話を交わせば彼には声をかけやすい。丸ちゃんから率先していろいろな人と話してくれたりとか。みなとコミュニケーションとってもらって…」