首都圏への交通網に大きな影響が出ました。

６日昼前、走行中の東北新幹線の連結部分が外れ緊急停止しました。

この影響で、北陸新幹線は長野駅と東京駅の間の上下線で運転を見合わせていましたが、およそ3時間後の「午後2時半すぎ」に、運転を再開しました。

アナウンス
「東北新幹線の車両に不具合が発生しただいま措置が行われています。この影響で北陸新幹線も長野から東京駅の間、全ての新幹線が運転を見合わせています北陸新幹線の車内に流れたアナウンス。

JR東日本によりますと、６日午前11時半ごろ、東京の上野駅から埼玉の大宮駅に向けて走行していた東北新幹線の「はやぶさ」と「こまち」の連結部分が外れ緊急停止しました。

車両には、およそ650人が乗っていましたがけがをした人はいないということです。

この影響で、北陸新幹線は長野駅と東京駅の間の上下線で一時、運転見合わせとなり、JR長野駅は足止めされた人たちで混雑しました。

上野駅に行く予定
「帰省でこっちに帰ってきていて、 これから関東のほうに帰る予定ですけど。困りましたね。どうしようって感じです」

大宮駅に行く予定
「全部だめなんだ。とりあえず待つしかないかなと思うんですけど。なるべく早く再開してほしいですね」

その後、車両点検が終わり、北陸新幹線などは発生からおよそ3時間後の「午後2時半すぎ」に運転を再開しました。

JR東日本では、去年9月にも走行していた東北新幹線の連結部分が外れて停止するトラブルが。

この時は正常に連結しなかった時に、強制的に連結を外すためのスイッチの端子に、製造段階で発生する金属片が接触したことで誤作動を起こしたとみられていて、JR東日本は去年10月末までに、このスイッチの配線を外し使えなくする措置をとったばかりでした。