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【特集】花粉症 今年の傾向と対策は… 子どもの42.6%が花粉症?! なぜ増加?続々!最新対策グッズも…

2025年3月13日 20:34
【特集】花粉症 今年の傾向と対策は… 子どもの42.6%が花粉症?! なぜ増加?続々!最新対策グッズも…

特集です。3月に入り、まもなく春本番。

暖かくなってきて出かけたくなりますが…。 この時期ならではの悩みもありますよね。

花粉症がつらい…。

花粉症の今年の傾向は。そして、対策とは。

今、まさに飛散のピークを迎えている「スギ花粉」。

小宮山リポ―ター
「今年も本格的な花粉症の季節がやってきました。街の皆さんは、いかがでしょうか?」

50代男性
「かなりつらいです。もう薬に頼って、あとはマスクをしたり、極力暖かい時間の外出を控えるとか、そういう程度ですね。薬を飲むと結構仕事のパフォーマンスが落ちたりとか」

10代女性
「鼻水が出たり目がかゆくなりますね」
「くしゃみです。花粉症じゃない人はつらくないのに、鼻が詰まってしゃべりづらくなったりするのが苦しいです」
「目がかゆくて、コンタクトだと大変だなって感じです」

ウェザーニューズによると、今年の県内での花粉飛散量は、平年のおよそ1.38倍。前の年と比べると1.55倍と予想されています。

なぜ今年は多いのか?

その原因は、去年の、夏の猛暑だといいます。

長野市の去年8月の最高気温は平均32・9度。日照時間も平年より長く、スギの生育を助ける「高温・多照」の条件が揃いました。これが、花粉の増加につながっているといいます。

県内では、気温の上昇に伴い、今週から「スギ花粉」の飛散のピークが始まっています。いまや、国民病とも言われる花粉症。

最近は、こんな傾向が…。

花粉症の親子
「この2人が花粉症なんですよね」

ふくおか耳鼻咽喉科めまいクリニック 福岡久邦院長
「お子さんの花粉症、アレルギー性鼻炎の患者さんはやっぱり増えてきていますね」

最近の傾向、それは、「子どもの花粉症」。

ロート製薬が行った調査では、0歳から16歳の子どもの42.6パーセント、およそ2人にひとりが花粉症という結果に。

10年前と比べ、およそ10ポイント増加しています。

さらに、対象を小学生に絞ると発症年齢の平均は、5.8歳で、「授業など勉強に集中できない」「夜眠れない」など半数以上が(53.9パーセント)日常生活に影響があると回答しました。

花粉症の親子
「洗濯物は部屋干しで、外に出るときはマスクと眼鏡っていうこれから時期になってきますね。マスクをやっても苦しいし、眼鏡をやっているのも動くのに邪魔になっちゃうから、なんかかわいそうだなって思うんですけどね、でもしょうがないよね」
「お鼻!いっつも出る!いっぱい出る鼻」

小学5年生
「目のかゆみ」
「鼻水とか詰まったりします。(勉強中に)下を向いていると鼻をすすったりするから、大変ですね」
「(スキーの)大会だったりすると、苦しかったり呼吸がきつくなったりします」

子どもの花粉症、増えている「原因」として考えられるのは、大きく3つ。
①そもそも花粉の飛散量が年々増加していること。
②外で遊ぶ機会が減ったことで、アレルギーに対する免疫が変化していること。
➂そして、花粉症の両親からの遺伝。親に体質が似るため、可能性が高まるといいます。

子どもの花粉症で最も多い症状が「鼻水」です。

大人に比べて、鼻の粘膜が弱く、穴も小さいため、鼻づまりに悩む子供が多いそうです。

福岡院長
「症状を言えないんですね、くしゃみ鼻水鼻づまり目のかゆみが3大症状であるんだけど、お子さんはちょっと言えないので、親御さんが仕草ですよね、そういったもので見てあげる必要があって」

風邪との違いも分かりにくい子どもの花粉症。
見分けるポイントは、
・目をこすったり、まばたきが多いか、
・鼻をよく動かしたり触ったりしているか、

子どもの行動の変化に気づくことが大切です。

血液検査を行えば、20分ほどで花粉症かどうか分かるといいます。

子どもにも使いやすい花粉症の薬も生まれています。

福岡院長
「クリームのタイプ、これをまぶたのところに1日1回塗るだけで皮膚からだんだん眼球の方に浸透して、目のかゆみをおさえるっていう仕組みになっています」

薬での治療もある一方で、事前の予防も大切です。

店内には、花粉対策コーナーがあって、たくさんの商品が並んでいます。

この店では、1月から特設コーナーを設置。すでに、品薄の商品も出ています。

ハンズ長野店 内山実紀さん
「12月ぐらいからお問い合わせが来るのがこのあたりの鼻マスクというものが出ていますね」

鼻の中に入れて、花粉をブロックするこちらの商品。手軽に使えるのがウリです。

ハンズ長野店 内山実紀さん
「花粉症でお子様用ですと、一番最初にやはり皆さん気になるのが眼鏡ですね」

花粉から目を守る眼鏡に…、1歳から使えるという鼻に塗るクリーム。衣服などにかけて花粉をつきにくくさせるスプレーも売れ筋だといいます。

子どもから大人まで多くの人を悩ませる花粉症。

「スギ花粉」のピークは4月上旬まで、「ヒノキ花粉」は、4月上旬から中旬までがピークと予想されています。

最終更新日:2025年3月13日 20:36
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