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「特撮のDNAin 信州上田展」に松本市出身の山崎貴監督 トークショー「ゴジラは不滅な気がします」

2024年9月2日 21:26
「特撮のDNAin 信州上田展」に松本市出身の山崎貴監督 トークショー「ゴジラは不滅な気がします」

上田市で開催中の「特撮のDNAin 信州上田展」に先週、映画「ゴジラ-1.0」を手掛けた、松本市出身の山崎貴監督が訪れ、トークショーが開かれました。山崎監督が語ったこととは…。

先週金曜日、上田市のサントミューゼ・上田市立美術館に姿を現した山崎貴監督。

「特撮のDNA展」の特別イベントとして会場にある上田市の街並みを再現したジオラマの前でトークショーを行いました。

日本独自の特殊撮影技術=いわゆる「特撮」の歩みを振り返る「特撮のDNA展」には歴代のゴジラ作品で使われたスーツやミニチュアなどが展示されています。

山崎監督が手掛けた「ゴジラ-1.0」は第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞。

小学生の頃、松本市の映画館で初めてゴジラを見たのが、映画製作の道を歩み始めたきっかけだという山崎監督。

気になるスーツに近寄って細部を凝視する場面もありました。

「充実していますね」

展示を見終わりやや興奮した様子の山崎監督。

その興奮も冷めやらぬままに行われたトークショーでは、ゴジラにまつわる自身の思い出や映画製作の裏側について語りました。

山崎監督
「特撮はやっぱりCGでやろうがミニチュアでやろうが説得力がすごく大事なわけですよ。本当にいるというふうに思えないものが出てきても怖くないんで。一番怖くする一番いいエッセンスは説得力ですよね」

「県内でゴジラを撮影するならどこを舞台にするか」という来場者の質問にリアルを追求するあまり悩む場面も…。

山崎監督
「まあね、松本城ね。縄手通りを逃げ惑う人々。問題は-1.0の時代は昔じゃないですか。昔の松本市はどこにもないということですよね。結局どこを選ぶにしても作らなきゃいけないという大問題があって。諏訪湖に怪獣がいられるんだろうかとか、ちょっと怪獣がいるには小さい感じも…」

テレビ信州伊東秀一解説委員
「特撮の今後どうなる…?」

山崎監督
「分からないです。AIがどうかかわってくるかとかね。僕らの想像力がどのくらいどうなっていくのか、いろんなことがあると思うんですけど、でもゴジラは不滅な気がしますけどね」

「特撮のDNAin 信州上田展」は、サントミューゼ・上田市立美術館で今月8日まで開かれています。

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